新NISAのつみたて投資枠とは?メリット・デメリットを解説!

新NISAの「つみたて投資枠」は、投資初心者に最適な制度で、少額から始める長期的な資産形成に向いています。

旧NISAとの違いは、非課税保有期間が無期限である点や、つみたて専用の商品が対象となる点です。このブログでは、つみたて投資枠のメリット・デメリットや、成長投資枠との違い、新NISAを始める際の重要なポイントについて解説します。

また、人気の積立銘柄トップ10もご紹介し、具体的な投資例や初心者向けの活用法も詳しく説明します。

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目次

初心者のための新NISA「つみたて投資枠」

新NISAとは、2024年1月から導入された新しい日本国内の個人投資家向けに提供される非課税制度です。この枠を利用することで、毎月一定額を積み立ててETFや投資信託に投資し、その売却益が非課税となります。

この制度を利用することで、株や投資信託の売却益や配当金が非課税となります。新NISAには2種類の投資枠があり、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」とに分かれています。つみたて投資枠では約290本の対象銘柄が用意されており、成長投資枠では約1,900本の対象銘柄が選択可能です。

新NISAでは、1人1口座の制限があり、金融機関を変更するのには1年間の待機期間が必要ですが、つみたて枠の利用においては多くのメリットがあります。

ここからは「つみたて投資枠」について紹介します。

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旧NISAと新NISAの違い

旧NISAと新NISAの最大の違いは、非課税保有期間と年間投資枠の変更です。

旧NISAでは、つみたてNISAと呼ばれ、年間投資枠は40万円でした。また非課税保有期間が限られていました。一方、新NISAでは、つみたて投資枠と名称が変更になり、それぞれの年間投資枠が120万円に拡大されています。

旧NISA新NISA
年間投資枠40万円120万円
非課税保有限度額800万円1,800万円
非課税保有期間20年無期限

さらに非課税保有期間が無期限となり、投資可能期間も恒久的に設定されています。この変更により、投資家はより長期的な視野で資産運用を行いやすくなります。

つみたて投資枠の対象銘柄の種類

新NISAつみたて投資枠の対象となる銘柄は約290本以上に上ります。

これらは、一般に信頼度の高い投資信託やETFが選ばれており、特に低コストでリターンが安定しているものが多く含まれています。

例えば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「三菱UFJAM 日経平均高配当利回り株ファンド」など、人気のある銘柄も多く並んでいます。

これらの投資信託は、金融庁によって厳しく選定され、信頼性の高い商品がラインナップされています。これにより、投資家は自分のリスク許容度や投資目標に応じた銘柄を選びやすくなっています。

最新のつみたて投資枠対象商品は、金融庁HP「最新のつみたて投資枠対象商品」に掲載されています。

新NISAつみたて投資枠のメリット

つみたて投資枠の主なメリットは、税制上の優遇措置です。

NISA口座での投資により、売却益や配当、分配金が非課税となります。これは通常の約20.315%の税金がかからないため、税金の負担を大幅に軽減することができます。

年間投資枠が120万円に拡大されたことで、より多額の積立投資が可能になり、資産形成のスピードを高めることができます。また、非課税保有期間が無期限となったため、長期にわたりゆっくりと資産を増やしていくことが可能です。

金融機関ごとの口座開設も1人1口座までと制限されているため、口座の分散がなく管理が簡単です。

新NISAつみたて投資枠のデメリット

一方で、新NISAにはいくつかのデメリットも存在します。

まず、口座開設後に金融機関を変更する場合、1年間の制約があります。そのため、一度開設した口座に満足できない場合でも、すぐに変更ができないという制約が存在します。

また、つみたて投資枠の対象銘柄に限定があるため、自分が投資したい銘柄が対象外である場合があります。さらに、非課税期間が決まっているため、その期間を過ぎると再度課税対象となるリスクもあります。

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成長投資枠との違い

成長投資枠とつみたて投資枠は、投資スタイルや対象商品において異なる特徴を持っています。

成長投資枠は、上場株式や一般的な投資信託も対象としており、一括投資が可能です。年間投資枠は240万円で、比較的リスクを取りやすい商品が多く含まれています。

一方、つみたて投資枠は、毎月の積立投資のみである点に加え、長期的な資産形成に適した投資信託が対象です。また、成長投資枠とつみたて投資枠を併用することで、投資計画をより柔軟に立てることができます。

つみたて投資枠は初心者におすすめ!

新NISAのつみたて投資枠は、投資初心者にとっても利用しやすい制度です。

まず、つみたて投資は毎月一定額を自動的に投資する仕組みであり、定期的に市場をチェックする必要がありません。これにより、投資経験が少ない方でも簡単に始めることができます。

また、つみたて投資枠で選ばれる投資信託は金融庁によって厳選されたものであり、運用コストも低く抑えられています。したがって、費用面でも初心者に優しい設計となっています。

さらに、つみたて投資枠の年間投資枠が120万円に拡大されたことにより、少額からのスタートも可能であり、無理なく投資を続けることができます。

例えば、楽天証券などのオンライン証券を利用することで、簡便に取引を開始することができ、初心者でも安心して新NISAを活用することが可能です。

また、新NISAの開始に伴い、情報誤認を防ぐために公式な情報源や金融機関の資料を参照することが推奨されます。これにより、投資初心者でも安心して長期的な資産形成を目指すことができます。

新NISAの「つみたて投資枠」銘柄選びのポイント

新NISAでのつみたて投資を成功させるためには、自分に合った銘柄を選ぶことが重要です。ここからは銘柄選びのポイントを紹介します。

銘柄選びのポイント
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安定収益をもたらす銘柄

新NISAのつみたて投資枠を活用する際には、安定収益をもたらす銘柄を選ぶことが重要です。特に、長期的に安定した分配を続けられる銘柄は、リスクを抑えつつ投資の成果を享受する助けになります。

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インデックスファンドの活用

インデックスファンドは市場全体の動きを反映するため、一つの個別株よりもリスクが分散され、安定したパフォーマンスが期待できます。

安定収益をもたらす銘柄

新NISAのつみたて投資枠を活用する際には、安定収益をもたらす銘柄を選ぶことが重要です。

投資先の選定においては、信託報酬などの運用コストが低いものを選ぶことで、手取り収益を最大化することができます。

具体的には、つみたて投資枠における対象銘柄は金融庁が「長期の分散・積立投資に適した」投資信託に限定されています。これにより、長期間にわたり安定したリターンを見込めるため、初心者でも安心して投資を開始することができます。

また、新NISA制度による非課税のメリットを最大限に活用するためには、各投資信託のホームページなどで銘柄の詳細を確認し、自分のリスク許容度に応じた選定を行うことが重要です。

インデックスファンドの活用

インデックスファンドの活用は、つみたて投資枠において非常に有効な戦略です。インデックスファンドは市場全体の動きを反映するため、一つの個別株よりもリスクが分散され、安定したパフォーマンスが期待できます。

これまでも、インデックスファンドは長期的な安定収益を提供してきました。例えば、「セゾン・グローバルバランスファンド」などのインデックスファンドは、多様な資産クラスに分散投資することでリスクを低減しつつ、安定した成長を目指しています。

こうしたファンドをつみたて投資枠で選ぶことで、リスクとリターンのバランスを取りながら、効率的に資産を増やしていくことができます。

また、インデックスファンドを選ぶ際には、その信託報酬や運用コストもチェックしましょう。運用コストが低ければ、その分、手取り収益が増えるため、投資の効果を高めることができます。楽天証券などの証券会社は、多様なインデックスファンドを取り扱っており、自分に合った商品を見つける一つの選択肢となります。

以上のポイントを考慮して銘柄を選定しましょう。

新NISAの積立おすすめ銘柄トップ3

第1位:三菱UFJAM 日経平均高配当利回り株ファンド

三菱UFJAM 日経平均高配当利回り株ファンドは、3年間の利回りが30.30%と非常に高い評価を得ています。

また、実質信託報酬は0.693%とバランスの良いコストパフォーマンスを持ち、68社の販売会社から提供されています。日本株の中から高配当を目指した投資を行うため、安定した収益が期待できるファンドです。

第2位:AM-One たわらノーロード

AM-One たわらノーロードは、低い信託報酬で知られており、初心者から経験者まで幅広い投資家に人気です。コストを抑えながら長期投資を行いたい方に特におすすめです。

第3位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの主要企業500社に分散投資するインデックスファンドです。

3年間の利回りは18.95%と安定したパフォーマンスを発揮しており、長期間にわたって高いリターンを期待できる点が魅力です。

つみたて投資枠の活用方法

初心者向け活用法

新NISAのつみたて投資枠は、特に投資初心者にとって非常に使いやすい制度となっています。

まず、つみたて投資枠を利用することで、積立投資が自動的に行われるため、無理なく長期の資産形成が可能です。少額から始められるため、リスクも分散され、投資の経験が少ない方でも安心して利用できます。

また、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような厳選された投資信託を選択することで、初心者でも容易に国際分散型の投資が行えます。これにより、リスクを広く分散させつつ、長期的なリターンを期待できます。

さらに、新NISAは非課税保有期間が無期限化されているため、税制面でも非常に有利です。通常、運用益にかかる約20.315%の税金が非課税となるため、効率的に資産を増やすことができます。

初めての方は、まずは年間投資枠の120万円を利用してコツコツと積み立てるのがおすすめです。

具体的なつみたて投資枠の投資方法

具体的な投資例として、月々1万円を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に積立投資する方法を紹介します。

この投資信託は、全世界の主要株式市場に分散投資されるため、一つの市場の影響を受けにくく、リスクを低減する効果が期待できます。

月1万円の積み立てを年間で計算すると、12万円となります。新NISAの年間投資枠は120万円であるため、より多くの資金を投じることも可能ですが、まずは無理のない範囲で始めるのが良いでしょう。

また、複数の投資信託に分散して投資する方法もあります。例えば、半分を先進国株式に、もう半分を新興国株式に投資することで、さらなるリスク分散が実現できます。

加えて、自動的に定額を積み立てる設定ができる証券会社(例: SBI証券や楽天証券)を利用することで、毎月の手間を省き、継続的な投資を続けやすくなります。

この方法を活用することで、時間をかけて着実に資産を増やすことが可能です。

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まとめ

新NISAの「つみたて投資枠」は、投資初心者にとってリスクを抑えた長期的な資産形成ができます。

旧NISAと比べて、非課税期間が無期限で、少額から始められるのが大きなメリットですが、投資対象や枠の制限には注意が必要です。成長投資枠との違いを理解し、適切な銘柄を選ぶことが成功へのカギとなります。

特に、何を選んだらいいのかわからない方は、積立に適した「つみたて投資銘柄トップ10」の活用はおすすめです。新NISAを上手に活用して、将来に向けた安定的な資産形成を始めましょう。

よくある質問

つみたて投資枠の年間投資上限はいくらまでですか?

新NISAのつみたて投資枠の年間投資上限は120万円です。新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの非課税枠が併用できるため、年間の非課税投資枠の合計は360万円となります。

つみたて投資枠の年間投資上限が余ったら翌年に持ち越せますか?

つみたて投資枠の年間投資上限額は毎年固定されており、使い切れなかった非課税枠は翌年以降に繰り越すことはできません。

つみたて投資枠の対象商品には何が含まれますか?

新NISAの「つみたて投資枠」の対象となる商品は、金融庁が定めた一定の条件を満たす投資信託とETFのみです。最新のつみたて投資枠対象商品は、金融庁HP「最新のつみたて投資枠対象商品」に掲載されています。

つみたて投資枠を利用するメリットは何ですか?

つみたて投資枠の主なメリットは、長期・積立・分散投資に適していることです。少額から始められ、時間分散効果によるリスク軽減が期待できます。また、非課税で運用できるため、複利効果を最大限に活かすことができます。

つみたて投資枠と成長投資枠の主な違いは何ですか?

つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託のみを対象としているのに対し、成長投資枠は幅広い金融商品を対象としています。また、つみたて投資枠の年間投資上限額は240万円、成長投資枠は120万円と異なります。

新NISAのつみたて投資におすすめの銘柄を選ぶ基準は何ですか? 

長期的な資産形成に適した銘柄を選ぶことが大切です。具体的には、信託報酬が低く、分散投資が実現でき、長期的に安定したリターンが期待できる銘柄がおすすめです。例えば、インデックスファンドや、世界各国の株式や債券に分散投資する投資信託などが候補に挙げられます。

初心者がつみたて投資枠を活用する際のおすすめの方法は何ですか?

初心者には、まず少額から始めて、徐々に投資額を増やしていく方法がおすすめです。例えば、月1万円から始めて、慣れてきたら月2万円、3万円と増やしていくのが良いでしょう。また、複数の投資信託に分散投資することで、リスクを軽減することも大切です。

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